ICT教育

ロイロノートを深読みしてみる

ロイロノートが飲み込めない

多くの学校でロイロノートという授業支援のためのアプリ(クラウドサービス)を使用しているようです。国産のアプリで先生方には概ね好評です。

ロイロノートを使っていて、どうも「クラス」「授業」「ノート」といったエンティティの関係性がわかりません。みなさんどうということなく使いこなしていますが、私はそのあたりが整理できないと気持ち悪くて使えないのです。

ロイロノートのクラス図

そこで、ロイロノートを色々試して解析し、クラス図を作ることにしました。あくまでも私の解析結果に基づく想定でありメーカーが公表したものではないため正しいとは言い切れません。その点ご理解ください。

エンティティは以下のものがあるようです。

  • クラス
  • 授業
  • ノート
  • カード
  • 個人(先生、生徒)
  • 提出箱
  • ノートは授業の下にできるのですが、同時に個人の下でもあります。
  • 生徒はクラスに所属します(複数のクラスに所属することも可)。
  • 先生は複数の授業に関係します。
  • 提出箱はノートに作成され中にカードが入ります。
  • カードはカードに接続されます。

このような関係性にしたのは中学校のように専門の先生が複数のクラスの授業を受け持つことを想定したためと思われます。日本の教育現場の事情をよく研究してモデリングを行ったのではないでしょうか。

データ構造としては概ね理解できたのですが機能的な面で未だ分からないところが残されています。

ロイロノートのアクティビティ図

とりあえず大きな流れをつかむためにアクティビティ図を作ることにしました。これ以外の流れは詳細な動作であったりアドホックなものであったりするので割愛します。

 

こうしてまとめてしまうと簡単に見えます。

ロイロノートは、上記のような流れを想定した上で設計されているように思われます。ビジュアル的にも小学生には親しみやすいのではないでしょうか。また、余計な機能が無くシンプルなところもよく練りこまれていると思います。

以上、私がロイロノートを理解するためのブログでした。

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